どうやって陰陽師に?

『安倍晴明物語』によると、
「ある日、晴明は、鳥たちの会話を聞いて、京の天皇(醍醐天皇か、もしくは、村上天皇)が重い病気にかかっていることを知った。
さらに、その原因が、一年前に造った寝殿にあることを鳥たちの会話から知り、そのことを天皇に伝えるために京へ上った」と書いてあります。

「晴明が、まだ父と一緒に阿倍野に暮らしていた頃、神社の祭礼に行く途中、子供たちがよってたかって一匹の白い蛇をいじめているのを見つけた。
彼が、蛇を助けてあげると、その蛇は、竜宮の乙姫の化身だった。
助けてもらったお礼に晴明は、竜宮に招待される。
乙姫から感謝の気持ちとして、竜宮の秘宝「竜宮の秘符」と「青眼」(『ほき抄』では、石の匣(はこ)を土産にもらい、鳥薬(うやく)を耳に塗ってもらったとあります。)をもらった。
竜宮からもとの世界へ戻った晴明は、目と耳に入れた「青眼」のおかげで、人間の過去、未来や鳥獣の声が理解できるようになっていた」とも。

このお話は、天皇の病気を治す部分へと続くのですが、蛇を助けたお礼に竜宮につれていかれる話は、なにやら、浦島太郎伝説とよく似ていますね。
違うのは、浦島太郎の場合は、土産にもらった玉手箱をあけると、たちまちおじいさんになってしまいましたが、晴明は、土産にもらった「青眼」のおかげで、陰陽師としての能力を授けられる点ですね。
「浦島太郎伝説は、安倍晴明の力の秘密を隠すために流した嘘の伝説だ」(『週刊安倍晴明』より)と言っている本もありますが、真偽の程はわかりませんね~

Comments are closed.